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外国免許を日本免許に書き換えるまで【実際の流れについて詳細】

免許の書き換えに必要な書類についてはひとつ前の記事に書きましたが、自分の場合の実際の流れはこんな具合です。文中に受付定員のことが繰り返しでてきますが、2024年7月の時点での定員は25名でした。

ダメだった一回目

受付開始時刻を過ぎてから到着したところ、受付を待つ人の列はなく、窓口で「今日は受付人数の定員を超えたので受け付けられない」と優しく断られる。ふと思いつき、書類が揃っているかをチェックしてもらえるか聞いたところ、こころよく確認をしてもらえ、「多分大丈夫じゃないですか」とのこと。安心して帰る。

ダメだった二回目

受付開始時刻30分前に到着して列に並ぶも、前から35番目あたり。並んでいる人の中に、日本語で職員に質問をしている日本人らしき女性を見つけ、同じ状況だろうと踏んで話しかけると、やはり同じ状況。そして、その人もその日が二回目の挑戦。30分前なんかじゃ全然ダメ、と言われる。定員のハードルが高い!

ただ、どう見ても並んでいる人数が定員を超えているのに、受付開始時刻までに帰る人はおらず。どういうことだろう?と思いながら一応並んでみるが、やはり自分よりも大分前の人が窓口に到達したあたりで「本日の受付は終了しました」という立て看板が出される。

しかし、それを見ても並んでいる人たちは帰らない!そして窓口の職員も、引き続き対応をしている。それなら!ということで、自分も粘ることに。せっかくなので、前日に「多分大丈夫」と言われた書類を図々しく再び見てもらう。

多分大丈夫、が大丈夫じゃなくなる

何が大丈夫でなかったかというと、免許証取得後に取得国での滞在が通算して三か月以上あることを確認するための書類。これでは「多分」受け付けられない、と言われる。

自分が持ち込んだのは、ドイツの住民登録を扱う役所に発行してもらった、過去10年以上の住所遍歴。なぜ「多分」とつくかというと、その書類がドイツ語なので、まずは翻訳をしないと分からないこと。そして、その時に確認をする者の判断によるとのこと。受け付けられないとしたら、住民登録をしていても実際に住んでいない場合もあるから、とのこと。

この曖昧な対応って・・・。ドイツの役所だけかと思ってたけど、日本よ、お前もか・・・!!!

そこで引き下がり、日を改めてまた来た挙句に「やっぱりダメ」と却下されるのではたまったものじゃありません!!!というわけで、さらに粘りました。「翻訳ってどうやるんですか?」「ふつうにアプリで」としつこく食い下がった結果、もう少し時間をとって他の職員にも聞いてもらえました。

それでどうなったか・・・?やっぱりダメだと。

それに代わるものとして提案されたのが、

  • 自分の名前が宛先になった公的料金の請求書のオリジナル
  • 学校や職場の在籍証明
  • 外務省発行の出入国記録

自分の場合、どれもそもそも用意できるかわからない書類だったので、その日はすごすごと肩を落として撤退。

ダメだった三回目

前回「用意できないかもしれない」と絶望した書類も、出直している間に無事集めることができ、「今度こそ」と受付開始時刻の1時間前に到着!

しかし!

やはり先頭から数えて30人目あたり。恨めしい目で前のほうの人をみると、スーツを着た女性が、いかにも裕福な中国人エリート、という人たちの書類をチェックして回っている。そのグループは列の先頭から10番以内にいたので、待ち時間も余裕しゃくしゃくでストレッチしたりしていました。

この日も私はやっぱり受け付けてもらえず。

帰る際、免許試験場の入り口の前に中国語で書かれた教習所の広告が出ていることに気が付く。大阪府で外国免許を日本の免許に書き換えたい人は本当にたくさんいるんだなー、と痛感したのでした。

いい加減終わらせたかった四回目

もう今回を最後にする!むしろ、今回が無理ならあきらめたほうがいいんじゃないか?という覚悟で、受付開始時刻の2時間前に到着。

道中「早すぎるんじゃない?まだ誰もいないんじゃない?」と思っていたのですが、それは杞憂でした。その時点でもう折り畳み椅子など携えてすでにゲートの前で行列ができており、その時点で自分は17人目

試験場が開くのが、受付開始時刻の1時間前だったので、まずは1時間はゲート前で試験場の開場待ち。残りの一時間は建物内となりました。

結局その日のうちに全部の手続きができ、運転免許証も即日いただいて帰ることができたのですが、4回目ともなると今回もダメなのではないかと思い、終始気が気ではなかったです。
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Photo by Pixabay on Pexels.com

定員の枠内での受付からの流れ

ひとまず窓口前に並ぶ

受付開始時刻の1時間前に免許試験場に入場が許されると、次はロビーで並ぶことになります。更新等の手続きの場合は所定の機械で番号札をとりますが、外国免許を日本の免許に書き換える場合は、スタートは番号札無しでした。

窓口一回目

順番が来たら持ってきた書類を全部出してザックリ内容を確認してもらった後、一枚の書類を渡され、それに記入して提出した後は再び呼ばれるのを一時間ほど待つことになります。

窓口二回目

再び呼ばれた後は個別の質問をされます。その直前に書いた書類の質問項目を掘り下げたような質問内容です。

  • そもそもの免許はどこで取得したか。
  • 最後に日本で更新したのはいつになるか。
  • EU免許に書き換えをした後の日本の免許証はどうなったか。
  • 書き換えたEU免許証は即日発行されたか。
  • EU免許証の有効期限。
  • 日本にいつ住民票をうつすのか

等です。

また、私の場合は日本の免許証の翻訳書類が10年前に作成したものだったので、なぜそんなに古いのかについても聞かれました。最後に日本で更新したのはいつか、等の質問には正確に答えられませんでしたが、何歳ごろに免許を取得し、いつごろまでは日本に住んでいた、という回答で大丈夫でした。日本に転居する見込みがあっての免許書き換えではなく、住民票も入れていませんでしたが、そのままをお伝えして問題ありませんでした。

残りの手続き

ここからはおそらく通常の免許の更新の人と同じ流れだったのだと思います。料金を支払い、視力検査をし、証明写真を撮り、出来上がった免許証を受け取って終了です。

私は免許取得国での滞在を証明する書類が、3年以上の滞在を証明していたので各種試験は免除でした。

一つ一つの行程の間に1時間は待っていたので、7時前に免許試験場に到着し、終わったのは15時を回ってからでした。

やり遂げた感でもって感想

どういう流れになるか、イメージは持っていただけたでしょうか?私は大阪府警の管轄地域が滞在先だったので、行った先は門真運転免許試験場でした。各都道府県のHPを見ると、必要書類だけでも多少のばらつきがあるので、おそらく行ってからの対応も様々だと思います。覚悟して臨んでください。

私は事前にドイツから国際電話で免許試験場に必要書類について何度か問い合わせましたが、かけるたびに対応する職員が異なり、どちらの方も「多分」で話されたので、あまり意味がありませんでした。外国人に対するドイツの役人の対応のいい加減さには常日頃カッカしていたものですが、日本もそこまで誇れるものではなかったといっても過言ではないかもしれません。

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