Wiseのカードを一時帰国で実際に使用してみた

日本のネットショップでのwiseのカードの使い勝手は分かったわけですが、現実にカードを持って出歩いてみた感じを書いてみたいと思います。

JR西日本を利用する

日本で帰省する先は大阪なので、降り立ったのは関西国際空港。まず最初にためしたのが、切符を買ってみること。

結論からいうと、WiseでICOCAのチャージはできませんでした。スマートICOCAはクレジットカードでのチャージができますが、一時帰国者向きではないようです。

その代わり、Wiseのカードを使ってキャッシュレスで切符の購入はできました。

下の二つ目の写真の券売機＝緑の券売機では、カードで切符を買うことができます。

カードを入れる部分には「クレジットカード」と書かれていますが、ひるんではいけません。

Wiseの緑のカードはデビットカードですが、ちゃんと払えます。

ただ、一つ問題が。

ものすごく時間がかかります。

カード読み取りの時間が長いです。

加えて、必ず新幹線の乗車券のような厚手の紙に印刷されたカード明細書が出てくるので邪魔になります。

どうしてもなるべく現金を使いたくない時にはありがたいのですが、結構忍耐力を要されます。

デビットカードですが、「クレジットカードですね」と聞かれれば、「はいそうです」で問題ありません。

クレジットカードが使える場面では必ず使えます。

コロナ禍以前、2019年の一時国の際にはカード払いを受け付ける店が広がっていることに感心したのですが、それでも独立店舗のワンコインショップでは現金のみのお店が多かったです。

それが2022年の今回の帰国では、Daisoでもseriaでも、都市部の店舗ではセルフレジが導入されており、そこではクレジットカード支払いが可能でした。3coinsはセルフレジは見かけませんでしたが、カード払いが可能です。

ワンコインショップのチェーンよ全店舗ではありませんでしたが、これからカード払いが可能な店舗は増えていくのでしょう。

現金でないとどうしようもない場面を思い返してみると、今回かなり少なかったです。

例えば、お祭りの屋台での買い物。

賽銭箱に投げ入れるお賽銭。

無人で箱にお金を置いて購入するお守りやら、蝋燭やらお線香。

といった感じでしょうか。かなり特殊ですね。

カードはダメだけど、PayPayならいける、という状況も見かけました。海外からの来訪者はそんな何もかもに対応できません！

自動販売機も、ICカード払いができてもクレジットカード払いができるものは見かけませんでした。コンビニに入れば済むことなので、困りはしないものの。

ただ、カードリーダーが不調な場合などには現金がないと困ります。

Wiseのカードは一部のコンビニのATMで、一定の金額等の制限はありますが、無料で現金を引き出せるということになっています。

公式サイトによると、対応しているのは

手数料に関しては、月に2回、合計金額が200ユーロまでの出勤であれば、無料での引き出しが可能となっています。公式情報はココ。2023年１月３日からは規定が変わり、回数の縛りもなくなり、上限金額だけに。

ただ、私がファミリーマートに設置された下の写真のATMで3万円を引き出そうとした時には、手数料が220円かかりました。

左のpartial changeボタンを押したのに、機械はそれをGOサインと解釈したようで、問答無用で手数料が引かれたまま現金が引き出されました。

いまだにその理由は不明です。なぜだったんでしょうか・・・

Wise無関係に、ATMの時間外手数料だったんではないか、というコメントをいただきました。
そうかも！たしかに土曜の午前でした。

現金３万円を引き出して不本意に手数料を払い憮然としたのは、引き出さずとも現金はどうにかなりそうで、ほぼ実験的試みとしてのATM利用だったからです。

一時帰国者と旅行者の違いは、一時帰国者は日本で身内や友人と日本で会えること。

すると、買い物の代行を頼まれることもあり、ユーロで買った品物の代金を日本円で支払ってもらえば、日本円が手に入ります。

また、家族や友人と食事をする際に、自分がまとめてカードで支払い、割った金額を現金でもらう、ということもできます。

それどころか、人の買い物について行ってカードで支払いを代行し、その金額を現金で返してもらう、なんてこともできる。ポイントがたまるような自分のカードを使いたい人、普段から現金をあまり持ち歩かない人、なんかにお願いすると、迷惑かもしれませんが。

そんなわけで、現金を両替所や銀行で両替せずとも、wiseのカードだけでやりくりできる、というのは真実だと思いました。