Wiseのカードをオンラインで使ってみた

私がドイツでwiseの口座を開設した目的は、さしあたりは安く海外送金をすることではなく、一時帰国中の日本で快適に経済活動をすることでした。

そして実際に使ってみた感想は?

日本のネットショップで買い物してみた

ドイツで開設したwise口座に、自分のドイツの口座からユーロでいくらか入金したら、visaのデビットカードを作りました。緑色のカードです。こちらは手数料を支払って手元に送付させることができます。

このカードを使って最初に試したのは、このカードを使った日本のネットショップでの買い物

まずUNIQLO。そして、日本のAmazon。

UNIQLOでは「海外発行のカードはご利用いただけない場合があります」とされており、実際に過去にドイツで発行されたクレジットカードで登録ができなかったことがありましたが、wiseのカードで問題なく支払いができました

Amazonも同様です。

口座にはユーロも円も持ってるけれど?

Wiseではマルチカレンシー口座を利用することで、複数の通貨のお金を保有することができますが、日本円での買い物の場合、金額は日本円から引き落とされその都度「いつ、どのカードで、いくらが」引き落とされたか日付別にアプリに表示されます。

緑のカードはデビットカードなので、引き落としは「月末にまとめて」ではなく、「その都度」です。

円が口座にない、足りない場合は?

支払いの度にどの通貨からの引き落としにするか選ぶ必要はありませんでしたが、その際に十分な日本円がなければ、他の通貨から両替をして支払いにあてられます。

Wiseのカードで支払う利点は?

両替レートがいい

wiseの場合は一般的なクレジットカードよりも両替のレートがよく、そして一般的なクレジットカードでは当たり前の、「海外での使用手数料」がかかりません。ドイツ語でいうAuslandeinsatzentgeld。私がメインバンクとして利用しているオランダ系銀行、ING DIBAでは現時点では利用金額の1,99%が手数料になります。

※Wiseでは両替の際にいくらか両替手数料はかかります。

買い物時のレートに振り回されない

加えて、レートがいい時にまとめて両替しておくことができれば、その後にレートが変わっても安心して支払える!これが大きい!

先に両替ができていなくとも、wiseのカードは「デビットカード」。つまり、引き落としが「その都度」なので、買い物をした時点からは想像もつかないレートになっている心配がないのも利点です。

独自の機能でカード使用の安全性を高められる

もう一つ、Wiseのカードはアプリの画面で簡単に機能に制限をかけることができるので、使う時にだけ任意の機能をオンにしておくことで安全に使用することが可能です。

この機能によって、不正使用される心配を減らすことができます。

カードを二種類もてる

緑のカードは実際にカードとして発行して手元に持つことが可能ですが、さらにwiseでは、無料で紫のデジタルカードも追加して所持することができます。

デジタルカードなので、こちらはオンライン決済や、スマホやスマートウォッチを使った支払いに使うことになります。

例えばそちらをオンラインでの買い物専用に使う、それも、信頼性が低いサイトでの買い物用として使いわけたりすれば、もしもカードの機能を停止しなくてはならないような事態になっても、まだ緑のカードは使えるので安心です。

カード維持料がかからない

現在のところ、緑のデビットカードの初回発行には手数料と送付料として7ユーロがかかります。17,4ユーロ払えばDHLの速達での送付もしてくれ、2日ほどで届けられるそうです。

その後は年会費等が追加でかかることはありません

いつかカードは期限切れになりますが、新しいカードは無料で送ってもらえるそうです。その場合は事前にWiseから通知が届きます。

期限内のカードの交換は4ユーロ。

日本語で申し込める

海外で現地の銀行口座を開設したりクレジットカードを作ろうと思うと、現地の言葉か、せめて英語で申し込みをすることになり、言葉にある程度自信がない者にはちょっと心配なところがありますが、Wiseの場合は日本語で申し込むことができます

申込手続きについてはここに詳しく書かれています。日本語です。

アプリも、スマホの設定で使用言語を日本語に設定しておけば、海外からでも日本語で使えます。

口座開設の申込はこちら

Wiseカードのデメリット

いいところだけでなく、弱いところもあります。

特典が特にない

ポイントが集められるとか、優待が受けられるとか、海外旅行保険がついてくる、といった特典はありません。

窓口がない

チャットやメールでの問い合わせは、どこの国からも日本語でできるのですが、実際に足を運んで顧客サービスができる支店はないようです。

問い合わせ先はこちら。メールでの問い合わせも受け付けています。

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