旦那の親のおかげで一人で日本に帰省できることになった私ですが、心配なのは残される3人の子供達のこと。
家族紹介
私の家族というのは、12歳を筆頭に、9歳、7歳の娘たちと、20年ほどのお付き合いになるドイツ人の旦那さん。
旦那さん
家庭内ではいわゆる「戦力外」。自分のお世話は自分でできると主張し、できるんだろうけど、自分のやりたいやり方でしかやってくれない。
色々と説明しようとしたり、やってくれた後にコメントを入れたりすると、もうダメ。
どう言っても喧嘩になるので、向こうも手出ししないし、私も基本的にお願いしません。
ほぼワンオペが通常運行。
いいように言えば「分業制」
子供達
うちの子供達には小さい時から積極的に家事に参加させ、それぞれの子供に日常的にお手伝いを割り振ってきました。
今では何も言わなくても、勝手に自分の担当の仕事をやってくれます。
・・・・の、真逆。
反省してます。
不器用な人達にやってもらって後始末に余計に時間を取られるくらいなら、自分一人でやったほうがいい。
小さい時はそう思って参加させてきませんでしたが、成長してそこそこ使えそう、と思うようになってはじめて家事に参加させようとしたら、ちっともやってくれないじゃないですか。
おそらく私のせい。
わたし
雑で、色んなことを自己流でやっつけるくせに、人に何かをやってもらうと気に入らないことが多すぎる、面倒なタイプの主婦です。
行く前に準備したこと
予定を見える可
まず子供達の1週間の予定を一覧表にして紙に書き出し、ダイニングの目立つ場所に貼り付けました。基本的に習い事のことです。
開始時間のみならず、終了時間も書くのが大事。
縦軸が子供の名前、横軸が曜日。
一枚見れば全部わかるように書き、「気が付かなかった」と言わせないように気をつけました。
長女は時間も曜日も把握していますが、次女は曜日のみ。時間までは覚えていない。
三女は今日が何曜日かもよくわからないまま生活していらっしゃいます。
勉強は長女に頼る
うちの子供達は週に一度日本語補習校に通っています。
日本でいうところの中学生の長女に関しては、小さいうちに私がじっくり教えたのと、本人の努力の賜物により(?)一人でなんとかなっています。
小学校中学年の次女は親のサポートがないと厳しい。ドイツ語でも本を読むのが嫌いで、読み書きが得意でない子供。
日本語で、となると、より一層難しい。一番のハードルが漢字。
そこで、漢字ドリルの「この漢字を使った文章を書きましょう」という欄の文章は全部、私が既出漢字を極力多用した文章を考えてノートに書き出し、それを写させることにしています。
自分で考えさせると、漢字で書けるはずの単語も平仮名だわ、そもそも日本語自体が怪しかったりするので。
本を読まなくとも、せめてそこで漢字を使って書いてほしい、という親心。
この課題を出発前にまとめてやっておきました。これが意外に大変なのだ。
小学校低学年の末っ子に関しては、さらに日本語は怪しい。
読み書きはおろか、喋る言葉もツッコミどころ満載。子供が複数いるバイリンガル家庭ではおこりがちな現象です。
文字通り手取り足取りフルサポートで勉強を見てやらなくてはいけないのですが、それは無理。
せめて補習校で出てきた宿題は全部やらせるよう、長女に確認とサポートをお願いしました。
「報酬はお土産に反映するからね!」と小声で耳打ちしたのは言うまでもない。
作り置き
そもそも作り置きはしないつもりでした。いらないと思っていたので。
なぜなら旦那さんが「全部できる」という口ぶりだったし、出発前の最後の週末に一緒に買い物に行った時には、「私が不在の間は買い物に行かないつもりですか?」というくらい、簡単調理の冷凍食品を買い込んでいたので。
しかし。
その買い物から帰ってから、「まとめてご飯作ってといてね」と。
はよいえ〜!!
そこから、家にあるもので怒涛の作り置き。
- カレー
- チキンのクリーム煮
- ボロネーゼのソース
- 酢豚
- 豚と玉ねぎと糸蒟蒻の煮込み
- ご飯10合を分けて冷凍
他にもまだ何か作ったかもしれません。
作った料理も、それぞれ一度の食事で食べきる量でなく、1週間に同じメニューが何度も登場することさえ気にならなければ、7日くらいは余裕で凌げそうでした。
これで冷凍庫はいっぱい。そして、わたしの残り時間と気力と体力も限界。
しばしのお別れにあたり
そもそも私が一人で日本に行ってしまうことについて、子供達がどう言っていたか?
長女
「お土産いっぱい買ってくるならいいよーん」と、ヘラヘラしていました。
12歳だもんね〜。欲しいものはいっぱいあるよね〜。
次女
「さびしいな。わたしも行きたいな。でも、お土産いっぱい買ってきてね。」という態度。
ちょっと我慢してる?
末っ子
気になる末っ子7歳は、最初は「いいよ!」と意外に快諾だったんですが、出発が迫るにつれ、「ママ、やっぱり行かないで」としんみり。
私も末っ子のことは一番心配でした。
辛いことがあっても口に出さないタイプの次女のことも心配でしたが、何せ末っ子はあくまで甘えん坊の末っ子。
いざ出発、の日
うちの子供達は全員、歩いてすぐの学校に通っていて、家を出るのは7時半すぎ。
私が出発するのはそれよりも数時間後でした。
そこで、ゆっくり玄関先で子供達をお見送りする時間があったわけですが、ちょっと心配だったのが、そこで泣いてしまうんじゃないか、ということ。
特に末っ子。泣いて別れを惜しまれたりしたら、一緒に泣いちゃうそう〜。
それで実際どうだったか?
え?学校から帰ってきたら私がもういないってこと、理解してる?
というくらい、振り返りもせずにあっさり玄関を出て行ったのでした。
おかーさん、さびしかったわー
ちなみに、末っ子よりも数分差で早く登校していった長女と次女とは、ちょっとしんみりハグして「お土産お願いね」とか「電話するね」などの会話を交わしたんですけどね。
末っ子、それも見てたはずなんだけど。よっぽど学校が好きなんでしょうか・・・?
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