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ポチるな危険

皆さん、ネットのショッピングサイトで何かを購入する時、購入先のショップを決めてから商品を検索しますか?それとも、商品を決めてからショップを探しますか?

セキュリティ上、安い価格だけを追い求めて無数のショップを利用して個人情報をばらまくより、安心して利用できることが期待できる特定のショップを決めておき、そこで買い物をするほうがいい、というのは確か。

しかし、そういう買い物の仕方をする時も、直接ショップサイトに行くのでなく、その前にワンステップ置いたほうが安いケースがある、と最近気が付いた、という話です。

価格比較サイトを経由すると値段が変わる

日本にも価格比較サイトはいくつかありますが、ドイツなら「商品名 preisvergleich」などのワードで検索をすると、idealo.de などの価格比較サイトが出てきます。

この価格比較サイトを経由してショップのサイトにとぶことこそが、上に書いた「ワンステップ」です。

例えばこんなケース

よく使われる平凡な風邪薬、Grippostad Cカプセルで検索してみるとすると、今日の価格は一番安いオンライン薬局で8,24です。

このリンクから飛ばずに、そのオンライン薬局のサイトを開いて、サイト内の検索バーからこの商品を検索すると

9,99ユーロだと表示されます。

次に、比較サイトのリンクから飛んだページ上で、同じ商品を検索バーから再度検索すると、また9,99が最安値だと表示されますが、商品ページを開き直すと8,24。リンクを利用したことで、価格比較サイト効果は持続しているようです。

上で挙げているDoc.Morrisはオンライン薬局の中でも古参で、広告もよく目にする大手。私も利用したことがあり、比較サイトを経由することでこの現象が起きることは前から気が付いていましたが、同じことは他の薬局サイトで買い物をした時にも起こります。

これは特定の薬局、薬だけに限定しておこることかと思って気を付けるようにはしていたのですが、そうでもなさそうです。

さらに注意すべきは送料!

アメリカからやってきて世界を変えた某大手「熱帯系」ショッピングサイトでも、価格比較サイトを経由して開くと違う値段を表示することがあるのです。

サイト内でも販売者ごとに同じ商品を様々な値段で提供していることは多く、そうなるとサイト内だけで比較していましたが、外部の比較サイトも利用したほうが良さそうです。

ただ、外部の比較サイトを通して安い値段が表示されても、まだ気を付けることが

商品そのものの値段が安くなっても、送料が高くなっていることがあるのです。

商品自体は安いのに、信じられないような送料をとる、というのは古典的な手法ですが、商品が微妙に安くなった分、その差額を上回る分だけ送料がまた微妙に高くなる、となると気が付きにくいもの。

実は私自身がうっかりこの罠に引っかかってしまいました。時間をさいて比較し、リンクから飛んだり飛ばなかったり色々試した結果、結局微妙に高い値段を払ってしまった落胆は「微妙に」ではなく、そこそこ大きいです。

うちのドイツ人にこの話をしたら、「アルゴリズムってやつでしょう?そういうこともあるんじゃない?」と冷静に言われましたが、そんな注意が行き届かない消費者の隙をついているだけのような。

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