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害獣マーダーとは

夜中に壁の中からものすごい音がするんです、と友達から相談が来たのが10日ほど前。

その時に、イタチじゃない?そういうの、ドイツ語でMarderって言うんだって、と適当節を吹かしていたら、半分正解、半分間違ってました。

友達の近所の人とのネットワークにより、その音の正体はSteinmarder(直訳すると石テン)とよばれる動物であることが明らかになったんですが、これは日本語でいうところのテンだそうです。

テンのほうがイタチよりも大きいらしい。

そして、日本のテンはこちらのものとは違っており、絶滅危惧種で保護されていますが、こちらの石テンは害獣なのでプロに依頼すれば駆除ができます。

ただ、2月から秋までの繁殖期は動物保護の観点から手出しができないそう。

この動物がどういう被害をもたらすかというと、家の壁に入り込んで断熱材やケーブルを食い散らかす!うっかり屋根裏や物置に住みつかれてしまうと、糞尿を撒き散らし動物の死骸を持ち込み、相当なリフォームが必要になるケースも。

駆除業者に依頼する前に個人でできる対策というと、音と匂いに敏感な特性から、トイレの芳香剤や香水を置く、犬の毛を置く、ラジオをつけっぱなしにする、動物にしか聞こえない超音波がでる装置をつける、等があるようです。ヤツラが嫌う臭いのスプレーなども売られています。

でも、長期的には効果がないときっぱり否定する情報もあり。

侵入口を見つけてふさぐ、という対策法も。

身軽な動物なので、屋根裏などに入ってくる時は雨どいや庭木を伝って壁をよじ登るそうで、雨どいに取り付ける放射線状のスパイクのような商品もあります。

雨どいを足がかりにしているか、というのは、よく見ると雨どいに爪の傷がついていることで確認できるそう。

車への侵入口は地面側からで、私が動画で見たやり方としては、タイヤとタイヤの隙間にぴったり合うサイズで木で枠組みを作り、そこにウサギ小屋用のネットを貼っていました。

この動物はネットの上を走るのが嫌いだそうで。

車を出す時にこの仕掛けを取り外すのを忘れ、たちまち踏み割ってしまいそうですが。

もっとちゃんとやりたい人は、車のテン対策に、軽い電気ショックとか光が出る装置があり、車の点検などをする業者のところで取り付けてもらえるそうです。

私の友達のところは庭が自然保護区に面しているようなところで、テンが出ると聞いても納得がいくんですが、思い返してみると雨どいのスパイクがついた家は「そこそこ緑が多い」程度の住宅街でも見たことがあるので、割とどこにでもいるのかもしれません。

みなさんも、夜中に壁の中でガタガタ物音がする、猫が入り込むような場所でもないのに糞が落ちている、卵っぽい白い石が不自然な場所に集められている、というのに遭遇したら、疑ってみてください。

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