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長女と次女という人たち

うちは国際結婚なので、娘たちはいわゆる「ハーフちゃん」です。

「ハーフ」という種類の人たちが身近にいないと、色んな期待や偏見があるかもしれませんが、平凡な小中学生にも「色んな普通の子」がいるように、うちの子たちも、「色んな普通の子」たちの中の一種です。


うちは夫婦でイギリスが大好きで、去年は4回くらい旅行に行ったんですが、その旅行から帰ってきてしばらくしたころ、自宅のキッチンで水筒用ブラシを手にした長女に聞かれたのです。

「ママ、このブラシ、イギリスで買ったの?安いの?」

聞かれて咄嗟に質問の意図が理解できませんでしたが、長女はこう思ってたらしい。

「どこに行ってもキッチンにこのブラシが置かれてるなんで、このブラシすごーーーーい!」

「あんなにどこにでも必ずあるなんて、もしかして激安なの!?」

・・・・いやいやいやいや・・・・・

もうだいぶ前に買って、ずっと台所にあったし!

本当にスタンダード装備としてどんな宿にも必ず置いてあったら確かにすごいけど、これで思い出したのが、「捨てても捨てても戻ってくるお人形さん」の怪談。

宿をかえてもかえてもついてくるブラシ・・・

(なんというシュールな怪談)

と、いう私の発言を聞き逃さなかったのが、それまで存在感なく傍らにいた4年生の次女。

修学旅行の夜でもないのに、なんで今から怪談を話さなきゃなんないんですか〜


ちなみに、長女が私にそんなことを聞いてきた裏には、「ママ、便利そうだと思って、イギリスのどっかから盗んできたのかとも思ったし」という考えもあったらしい。

失礼なっ!

そんなことしたことありませんっ!

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